L-2B資料

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USAF（アメリカ空軍）のフライトジャケットですのでとてもシンプルです、このパッチ類はオリジナルです

こちらはScovill社のショルダーポケットのジッパーです

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L-2B　中期型の実物タグです、MIL-J-７４４８J
タイプ、1970年製　製造はALPHA社です

L-2B　の実物タグ　、これも中期型のMIL-J-７４４８JでALPHA社製　1973年製造ですがレイヨンの表示はACETATEになっています

Air　Tactical　Comando　所属

階級章メタルランク　大尉　

70年代のメインジッパーです、50年代のものと比べ簡素化されています、Scovill社のものです

インナーはMA-1などと同じレスキューオレンジ色となります、遭難時はヘリから発見されやすいようにレスキューオレンジサイドを着用するリバーシブルになります、インナーは独特の色で素材はレイヨン６４％　ウール３６％の比率の混毛になっています、レイヨンが混じっているのでこの発色の強い色になります、このレーヨンの混毛が曲者で洗濯するのは必ずドライクリーニングを使用してください、洗濯機で洗ってしまうとレーヨンが毛羽立ち酷い状態になります

左肩につくシガレットポケット、ペン刺しがついています

L-2B　Light　Zone　Jacket　Flying　L-2ｂの中期型になります、MIL-J-７４４８Jタイプです、外観上の大きな特徴として旧型の酸素マスク用タブ、ストームフラップ、肩のエポレットも廃止され色はオリーブグリーンとなります、インナーは救命カラーのオレンジとなっています、USAF（アメリカ空軍）のみで使用されました。このジャケットはUSAFのパッチが付き右胸にはネームタグ用のベルクロがついています、階級は大尉のメタル階級章が肩につきます

50年代オリジナル、クラウンのメインジッパー
複雑な形状です、ヒンジを使用した当時のジッパーです

左肩に付けられているペン、シガレットポケット

ライニングはレーヨンとウールの合織りです、これも独特の光沢が出ています、ライニングにレーヨンを使用するのは滑りを良くし動きを妨げないようにする為です、ライニングのレーヨンですが洗濯に弱く洗おうものなら毛玉が大量に発生します、必ずドライクリーニングに出してください

Jacket Flying Type L-2B　MIL-J-7448A
ライトゾーン用　フライトジャケット　L-2B　初期型　50年代モデル　細部

Name パッチを取り付けるベルクロ

肩の階級章用のエポレット、最後期型では
廃止されます

1950年代　オリジナル　初期型L-2Bのブラックラベルです、シェル１００％ナイロン　ライニング　７０％　レイヨン３０％　ウールの比率です

５０年代オリジナル、肩のペン、シガレットポケットのクラウンジッパー

左肩にプリントされる米空軍のシンボルマーク、米陸軍航空隊のものをそのまま受け継いでいます、当時のマークは洗濯によりすぐに消えてしまうのでマークが残ってるものは珍しいです

ストームフラップ付きです、これはジッパーの強度を補助する目的で付けられます、中期型、後期型ではストームフラップは1度廃止されるのですが70年モデルで再度設けられます

大型のフラップ付きのポケット容量は大きく形は当時のフライトジャケットの定番です、MA-1なども同じ形です、ポケット内部にはミルスペックラベルが貼られています

L-2Bの前面です、酸素マスク用のタブ、肩にはエボレット、ナイロン素材も初期型の独特の光沢です、襟、袖、ウエストのニットはウール１００％ですので虫食いにやられてるものが多いです,,酸素マスク用タブですが５０年代のフライトジャケットには見られますがそれ以降は廃止されます、ナイロンや皮が使われました

Jacket flying Type L-2B
フライトジャケット　Ｌ-２Ｂ　資料　写真　細部

大型のサイドメインポケット　フラップが付きます

Jacket Flying Type L-2B　MIL-J-7448J
ライトゾーン用　フライトジャケット　L-2B　中期型　７0年代モデル　細部

L-2Bはライトゾーン用フライトジャケットとして開発され、その経緯は第2次世界大戦直後に始まります、第2次世界大戦で大量に使用されたA2ジャケットの後継として開発されます、A2はレザーですので大量に生産が難しく更に高価なジャケットとなっており早急に違う素材での新たなライトゾーン用フライトジャケットの開発が急がれました、この当時画期的な素材として注目されていたナイロンが採用されたのは当然と言えます、ナイロンの特性として柔軟で軽量、安価という軍に求められる要求を満たした画期的な素材でした、裏地のライニングには適度な保温性と滑りを発揮するレーヨンとウールの合織りが採用され更に着用時の動き易さを高めていました。

まず採用されたのはL-2これがライトゾーンナイロンフライトジャケットの最初期型になります、次にL-2A、これはエアーフォースブルー採用のフライトジャケットです、その次に採用されたのがこのL-2Bです、L-2Bは朝鮮戦争後空軍の指定色エアーフォースブルーが戦闘時に目立つことや高空での太陽光線吸収という問題を解決する為でした、その後廃止が決まり、その後は全てシルバーグレーに色を変えることが決定されます、この表裏同色のシルバーグレーモデルは1961年まで採用されます。
その後に採用されたのはオリーブグリーンの表を持ち裏は救難色のオレンジとなった中期型、後期型
となります、中期型、後期型になると酸素マスク用タブはなくなり、ポケットの形状も変わります、L-2Bはその後1970年代に至るまで採用され次世代型難燃性ノーメックス素材のCWU-36/Pが採用されるまで支給されました。

Jacket Flying Type L-2B
ライトゾーン用　フライトジャケット　L-2B

初期型L-2B　MIL-J-7448A　1950年代のモデルです　実物