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I wanted to enter the Young Men's Normal School because I knew from my seniors that it was a shorter way to become an officer in the army than to become a junior high school teacher.
Especially as the Pacific War intensified, it was common for students to throw away their pens and take up guns.

In the spring of 1945, I was able to enlist in Narashino in Chiba Prefecture as a special class-A cadet, a shortcut to becoming an officer. I would like to record two things in particular that remain in my memory from the training until the end of the war on August 15.

There was a large area of Sohmagahara overlooking the city of Maebashi, which was the training ground for our cadets. Training continued day after day in that large field, and there were many exercises using grenade launchers. One day during a training exercise, a small part of the grenade launcher, an important washer, was lost.
Even a single washer is an important part, and several of us in the squad were jointly responsible for searching for it by the order of the apprentice officer.
In my mind, I was thinking that there were plenty of alternatives to one washer, but we had to search until dark, but there was no way we could find one in the vast Soma field. Needless to say, I was scolded a lot later.

There were many different types of training, but the one that scared me the most was the explosive training where the tank and the soldiers went one on one.
The most frightening part of the training was the one where the tank and the soldiers were one on one.

When the tank's belly was right above my body, I shouted "Long live the Emperor" in a loud voice and mimed igniting the explosives. When the tank's belly was right above me, I would shout "Long live the Emperor! The more I tried, the more frightened I became, and finally I was disqualified as a candidate.

私が青年師範学校に入学を志したのは、中学校教師になるよりも軍隊の中で将校になる近道である事を先輩を通じて知ったからである。
特に太平洋戦争も激しくなると学生もペンを捨て銃を持つのが普通の時代であった。

私は昭和20年の春、願いかなって将校への近道である特別甲種幹部候補生として千葉県の習志野に入隊できた、当時東京周辺の大都市は米軍による空襲が激しく危険な状態にあったので間もなく群馬県の前橋市に大移動し日夜訓練を受けるのであるが、わずか数ヶ月にして8月15日の終戦を迎えるまでの訓練の中で特に記憶に残ってる2つの事柄について記録してみたい。

その1”擲弾筒の座金”前橋市街を見下ろすように広い相馬ヶ原があってそこが我々候補生の訓練の場であった、その広い原頭で連日訓練が続くのであるが擲弾筒を使っての演習が何回もあり、或る日の訓練の最中にどんなはずみだったか擲弾筒の小さな部品である大事な座金を紛失してしまったのである。
座金1個といえども重要な部品である、我々分隊数名の共同責任である、見習士官殿の命により、その座金を見つける為に探すことになるのである。
心の中では座金1個位幾らでも代わりがあるのに、と思いながらも暗くなるまで探さなければならないのであるが、広い相馬ヶ原の事である、見つかる筈もない、当時の日本軍隊は物資が不足のどん底になった時代、徹底して節約と物の大切さを身を以って体験したのであるが、後で散々叱られたのは言うまでもない。

その2’対戦車訓練”先頭訓練には色々なものがあったが、その中で1番怖いと思ったのは戦車と兵隊が1対1になっての爆破訓練である。
戦車が爆音を立てて向かってくる、その時爆薬の入った箱を胸に抱いて戦車の下にもぐる訓練である

戦車が向かってくる方向に腹ばいになって待っている、戦車が音をたてて自分の身体をかすめるようになる、戦車と地面の間は30センチもあったろうか、丁度戦車の腹が自分の真上に来た時に”天皇陛下万歳”と大きな声で叫び爆薬に点火をする真似をするのであるが、戦車の下になった時元々臆病であった自分はその”天皇陛下万歳”の声が出てこないのである、上官の命令”やり直し”を繰り返すのであるが、やればやるほど怖くなって頭がボーとなり、ついに失格の候補生となるのであった。

本当の戦争の話をしよう

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特甲幹の思い出