WEP G-8

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デザイン上大きな特色になるアクションプリーツ、アクションプリーツ付きのジャケットはやはりかっこいいですね、腕の動きも自由度が増えいいデザインですが航空機の機内の取っ掛かり等に引っかかるということで現在のパイロット関係の被服からはほとんど取り去られています

ＢＵＡＥＲ　ＵＳ　ＮＡＶＹ　Ｊａｃｋｅｔ　Ｗｉｎｔｅｒ　ＦｌＹＩＮＧ　ＳＵＩＴ
ＵＳ　ＮＡＶＹ　Ｆｌｉｇｈｔ　Ｊａｃｋｅｔ　　ＭＩＬ－Ｓ－１８３４２　Ｃ（ＷＥＰ）
第４モデル　最終モデル　７０年モデル　海軍フライトジャケット仕様　資料　細部　写真

ＷＥＰジャケット専用トラウザー（パンツ）を取り付けるためのアタッチメントです

SCOVILL社のジッパー

1971年製　ラベル

USMC　海兵隊パイロットの所有フライトジャケットです、当時はＩＤラベルも皮製のものを直接縫い付けています

このジャケットは制式名称をJ-WFS（winter flying suit)と呼びますが、日本でもアメリカでもWEPジャケットもしくはG－８と呼ぶことが多いです、ebayにおいてもWEP、G-８の名称がよく使われます、非常に独特の形態を持つジャケットで極端に短い裾、ニット地の襟、大型のポケット、薄手のナイロン素材となっています。海軍の制式支給ジャケットとして1950年代から1970年代に支給されていますが、G-1フライトジャケットが中間気候地帯で使用することが前提として支給されたのに対してJ-WFSは冬用に位置付けされています、J-WSFは重ね着をすることが前提としてデザインされWFSという厚手のフライトスーツも同時期に開発され、これを併用して着用することによって寒冷地での任務にも対応することができました

J-WFSはアウターシェルはナイロン、ライニングはコットンが使用され、ライニングにはボタンがつけられ、専用のパンツWFS と結合して使用することができました、1970年代まで支給されましたがベトナム戦争以降は、火災の危険からパイロットの命を守る為に新素材のフライトジャケット　CWU-45/Pに順次変更されていきます。

J-WFS（WEP)ジャケットですが今現在手に入れることはかなり困難になりつつあります、数がないことに加えライニングがコットンということもあり、ライニングが破けてくるものが多いです、アウターのナイロンもフライトジャケットにしては薄く、破れやすいので注意が必要です、状態のいいものを探すのは困難です。ただデザインは独特なもので短い着丈、ニット地の襟など魅力のあるジャケットです、海軍のジャケットというとG-1が有名ですが、このジャケットも十分魅力的だと思います、日本ではあまり見かけないジャケットですがアメリカでも数は少ない貴重なジャケットと言えます。

デザインですが短い着丈というのがかなり曲者で日本人の体形だと下手するとベルトまで届きません、ＭＡ－１もそうですがかなり着こなすのが難しいジャケットと言えます。

このジャケットはＷＥＰと呼ばれることも多いのですがこのＷＥＰの意味は本来スペック制定にあたった海軍武器局を指すためやはり名称はＪ－ＷＦＳと呼ぶべきでしょうね

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これがＷＥＰ　Ｇ－８ジャケットに取り付ける専用の寒冷地用システムフライトトラウザーです、これを取り付けることによりフライトスーツシステムと名称が変わります、キルティング加工され、ＷＥＰ　Ｇ－８ジャケットとボタンにより結合します、ただほとんど使用されず数も少なくアメリカでも貴重なパンツです。

モデル番号	ジャケットの説明
スペック　MIL-S-18342	1950年代モデル　カーキー色のナイロンアウター
スペック　MIL-S-18342A	1950年代中期　カーキー色のナイロンアウター
スペック　MIL-S-18342B	1959年　オリーブグリーン色のナイロンアウター
スペック　MIL-S-18342C	1966年　オリーブグリーン色のナイロンアウター　特徴のひとつのV型の袖が採用される